2026年のCoachella Week2。
ジャンルも国も違うアーティストが並び、それぞれの音楽がそのまま空間を作っていた数日間でした。
今回視聴した中でも、特に印象に残ったのはRöyksopp、Armin van Buuren × Adam Beyer。
そのほかにも、TOMORA、Creepy Nuts、Yousuke Yukimatsu、Fujii Kaze、Kaskade、Foster the Peopleなど、多彩なアーティストたちのライブを楽しむことができました。
Röyksopp|音の中に溶けていく時間
今回のWeek2の中でも、特に余韻が長く残ったのがRöyksoppでした。
派手な演出やわかりやすい盛り上げというより、“音に浸かる”ような感覚がとても印象的でした。
聴くというより、空間ごと包まれていくような心地よさがあり、気づけばその世界に引き込まれていました。
温度を感じる電子音
シンセを中心にしたエレクトロニックなサウンドなのに、どこか冷たさよりも柔らかさや温かさを感じる。
無機質なはずの音に、しっかりと質感や空気が宿っているように感じられました。
このあたりは、Röyksoppならではの魅力だと思います。
音そのものが前に出すぎず、それでいて薄くもならず、絶妙なバランスで空間を満たしていく。そんな感覚がありました。
心地よさが途切れない構成
大きなドロップや煽りで一気に持っていくというより、心地よい状態がずっと続いていく構成がとても良かったです。
流れが自然で、無理にテンションを上げるのではなく、じわじわと深く入り込んでいく。
そのため、見ている側も構えずに音へ入っていけて、結果として深い没入感につながっていたように思います。
空間をデザインする音
特に印象に残ったのは、音数のコントロール、余白の使い方、空気感の作り込みでした。
“鳴っていない部分”も含めて音楽になっているような感覚があって、制作目線でもかなり刺激を受けました。
音を足すことで盛り上げるだけではなく、引き算によって気持ちよさを作っているところがとても魅力的でした。
Ambient、House、Electronicの要素が自然に混ざり合いながら、ずっと聴いていたくなる。
今回のCoachella Week2の中でも、特に深く記憶に残るライブ体験でした。
Armin van Buuren × Adam Beyer|流れで魅せるエネルギー
Armin van Buuren × Adam Beyerのセットも、今回かなり印象に残りました。
こちらはRöyksoppとはまた違う方向で、“流れ”そのものの強さを感じるライブでした。
トランスの広がりとテクノの硬さが自然につながっていて、エネルギーが途切れないまま進んでいく感覚がありました。
トランスとテクノの自然な融合
Armin van Buurenの持つ高揚感のあるメロディと、Adam Beyerの硬質で力強いグルーヴ。
この2つがぶつかるのではなく、ひとつの流れとして成立していたのがすごく印象的でした。
展開に違和感がなく、切り替わるたびに表情が変わるのに、全体の流れは止まらない。
この構成力の高さがとても魅力的でした。
体を動かしたくなるセット
このセットでは、常に前に進んでいくような推進力を感じました。
エネルギーが落ちず、フロアをしっかり動かし続ける力があって、フェスらしい一体感も強く伝わってきました。
気持ちよく浸るRöyksoppとはまた違って、こちらは流れに乗せられていく気持ちよさがある。
まったく別の魅力として、しっかり印象に残るライブでした。
制作視点での気づき
キックとベースの安定感、展開の持っていき方、盛り上げ方のタイミング。
どこを取っても、“流れで魅せる設計”として非常に刺激的でした。
クラブ的な推進力とフェス的な開放感の両方を感じられる、完成度の高いセットだったと思います。
その他の印象に残ったアーティスト
Fujii Kaze|洗練された空気感
Fujii Kazeは、全体がとても洗練されている印象でした。
音や演出の一つ一つが丁寧に整えられていて、自然と引き込まれるような空気感がありました。
とてもおしゃれな雰囲気で空間が作られていて、
歌と演奏のバランスも心地よく、その場の流れごと楽しめるようなライブでした。
Yousuke Yukimatsu|予測できない面白さ
Yousuke Yukimatsuは、何が起こるかわからない緊張感と面白さがありました。
展開を予想させず、良い意味で落ち着かない。その刺激がライブ体験としてとても強かったです。
Creepy Nuts・TOMORA・Kaskade・Foster the People
Creepy Nutsは熱量がダイレクトに伝わるパフォーマンス。
TOMORAは、後半に向けて徐々に盛り上がっていく展開が印象的でした。
その流れの中で、AURORAさんがテンションの高まりから腕立てをしていたシーンがあり、会場の空気も含めてとても印象に残っています。
Kaskadeは多幸感のある流れが気持ちよく、
Foster the Peopleは安定感のあるバンドサウンドが心地よかったです。
まとめ|それぞれの音楽が並ぶ面白さ
今回のCoachella Week2であらためて感じたのは、音楽の良さは一つではないということでした。
Röyksoppのように深く浸っていける音もあれば、
Armin van Buuren × Adam Beyerのように流れとエネルギーで引っ張っていく音もある。
さらに、Fujii Kazeのような削ぎ落とした表現や、
Yousuke Yukimatsuのような予測不能な刺激もある。
それぞれ方向は違うのに、どれもちゃんと魅力がある。
その違いごと楽しめるのが、Coachellaの面白さだと感じました。
たこやき的まとめ🐸
・Röyksopp → 音に浸る体験
・Armin van Buuren × Adam Beyer → 流れとエネルギー
・Fujii Kaze → シンプルの強さ
・Yousuke Yukimatsu → 刺激と緊張感
最後に
ありがとう、Coachella。
いろんな音に触れたからこそ、次に自分が作る音も少し変わりそうです。
今回受けた刺激を、また自分の制作などにもつなげていきたいと思います。
▼今回の流れが気に入った方はこちらもおすすめです👇

▼昨年リリースされたオリジナルアルバムで、
今回感じたような洗練された空気感がしっかり詰まった一枚です。


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